
- 茂原 -
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閉まらない窓
茂原の住宅街を夜に歩いていた。 ふと気づく。 すべての家の窓から、同じ人がこちらを見ている。 顔も、姿勢も同じ。 目が合うと、一斉にカーテンが閉まる。 最後の一軒だけ、閉まらない。 そこを覗く。 誰もいない。 だがガラスに映った自分の後ろに—— さっきの“同じ顔”が立っていた。
消える写真
外房の海で撮った写真に、知らない人が写っていた。 自分の後ろに、はっきりと。 心当たりはない。 翌日、その人は消えていた。 だが、代わりに自分の顔が歪んでいる。 気のせいかと思った。 次の日、歪みが少し広がっていた。 それ以来、写真を撮るのが怖くなった。 どこまで変わるのか、分からないから。
普段は見えない場所で作られている水まわり製品の話
茂原にあるTOTOハイリビング株式会社って、名前だけだとピンとこない人もいるかもしれないけど、実はTOTOグループの一員として水まわり製品を作ってる会社なんですよね。 キッチンや洗面化粧台なんかの住宅設備に関わっていて、いわゆる最終製品として全国に出ていくものをここで作ってるって聞きました。 知り合いが工場見学に行ったことがあるらしくて、その話で印象的だったのが、「見えない部分ほどちゃんと作り
百物語|七夕顛末記 #12:共感だけでは終わらなかった人
紹介から始まり、気づけば“支える側”にいた
次に声をかけたのは、 はおまりこさんだった。 きっかけはシンプルで、 YEGメンバーからの紹介だった。 最初は、 「こういう企画をやろうとしている」という共有。 そこから話が始まった。 ただ、この人に関しては、 少し違った。 話をすると、すぐに分かる。 単に出演するかどうかではなく、 「この企画をどう成立させるか」という視点で見ている。 ここが大きかった。 普通であれば、出演者は“
百物語|七夕顛末記 #9:すべての起点になった人
この企画は、ここから始まっていた
怪談ライブの出演者を誰にするか。 この問いに対して、 最初から決まっていた人がいる。 ——牛抱せん夏さん 今回の企画において、 単なる出演者という位置づけではない。 むしろ、この人がいなければ、 この企画自体が存在していなかった可能性がある。 そもそものきっかけは、 「地域の怪談を集めてほしい」という一言だった。 地域に眠っている話。 語られていないストーリー。 それを集めることに意
最近のストーリー
この街に投稿された新しい話
現場が止まるのが、一番困るんです。
有限会社あきやま建材店
「うちは建材屋ですから。」 そう言って笑う。 でも話を聞いていると、 単純に建材を売っている会社ではないことが分かる。 砂利。 セメント。 鉄筋。 ブロック。 どれも主役になることはない。 建物が完成した時、 誰も砂利を見ないし、 誰も鉄筋を褒めない。 だけど。 「無かったら工事できないんですよ。」 その一言に、 この仕事の本質が詰まっていた。 朝。 現場から電話が入る。
ファミレスに降りた星
あの日、ファミレスでハンバーグを食べていると、窓の外から星が降ってきた。……最初は流れ星だと思ったのだが、その星は地面に落ちることなく、宙に浮いたまま……。そして気がつくと、店内に天狗が……。
閉ざされた風呂場
自衛隊の新隊員教育期間中の出来事です。お盆の前日のことでした。寮の私物庫の奥に、普段は使われていない閉ざされた風呂場がありました。……(ここに風呂場に入った経緯)……写真を撮ったところ、人影が映っていました。しかし、その時そこには誰もいませんでした。その後の点呼で、女性隊員の一人が突然倒れてしまいました。私の後ろを通った時、男性の声で「遊んでんじゃねぇよ」という声が聞こえました。……(ここに詳細や
百物語|七夕顛末記 #12:共感だけでは終わらなかった人
紹介から始まり、気づけば“支える側”にいた
次に声をかけたのは、 はおまりこさんだった。 きっかけはシンプルで、 YEGメンバーからの紹介だった。 最初は、 「こういう企画をやろうとしている」という共有。 そこから話が始まった。 ただ、この人に関しては、 少し違った。 話をすると、すぐに分かる。 単に出演するかどうかではなく、 「この企画をどう成立させるか」という視点で見ている。 ここが大きかった。 普通であれば、出演者は“
百物語|七夕顛末記 #9:すべての起点になった人
この企画は、ここから始まっていた
怪談ライブの出演者を誰にするか。 この問いに対して、 最初から決まっていた人がいる。 ——牛抱せん夏さん 今回の企画において、 単なる出演者という位置づけではない。 むしろ、この人がいなければ、 この企画自体が存在していなかった可能性がある。 そもそものきっかけは、 「地域の怪談を集めてほしい」という一言だった。 地域に眠っている話。 語られていないストーリー。 それを集めることに意
百物語|七夕顛末記 #8:ぁみというカード
“集客”という現実から逃げなかった話
「いや、それ誰が見に来るんです?」 その言葉に、少しだけ空気が止まった。 夜だった。 商工会議所を出たあと、数人でそのまま居酒屋に流れていた。 テーブルの上には串の皿と、溶けかけた氷。 誰かがタブレットで出演候補を調べている。 怪談ライブの話になると、最近は自然とみんな前のめりになるようになっていた。 「牛抱さん来たらかなり強いですよね」 「いや、でもそれだけじゃ弱くないですか?」
